2020年に開催される東京五輪・パラリンピックでの暑さ対策のために
東京都が推進している「かぶる日傘」。
東京・品川区の潮風公園で行われた
ビーチバレーボールのテスト大会を小池都知事が視察して、
ボランティアの方が使った「かぶる日傘」があらためて話題になっています。
試作が発表された時にはデザイン面の事もあって
賛否両論がありましたが、
夏の日差しがリ照り付けるビーチバレーボール大会の会場で
「かぶる日傘」を実際に使ってみて、
わかった良い点もあるようですよ。
今回は、東京五輪・パラリンピックに向けて話題になっている「かぶる日傘」は本当にダサいのか、
また、「かぶる日傘」から得られる効果や値段についてもお伝えします。
Contents
かぶる日傘は暑さ対策になる?東京五輪でボランティアに配布予定!
連日暑い日が続きます。先日、小池百合子・東京都知事が「#かぶる傘」を発表しました。「男性で日傘を差すのは恥ずかしく、気が引けるという方は、思い切ってここまでいったらいかがでしょうか」。来年の五輪会場では果たして・・(中)https://t.co/Rm80Km9szy pic.twitter.com/OIYx0py9MK
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) 2019年5月27日
梅雨が明けたら連日暑い日が続いて、気温が35度を超える日もある日本の夏。
東京五輪の夏も例年のように毎日が猛暑日になる恐れがあります。
オリンピックに参加するすべての人が熱中症にかかることが無いように
十分な対策が求められる中で、
ボランティア向けに考えられたのが「かぶる日傘」です。
いったいどんな傘なのか、これからお伝えしますね。
かぶる日傘とは?自分で日陰を作る優れもの!
小池都知事が東京五輪の暑さ対策でボランティアの人に使ってもらおうとしているのが、
かぶる日傘です。
かぶる日傘のサイズや・重さは
- 開いた時の直径:60㎝
- 重さ:約180g
普通使う傘よりは小さいけど、広げると肩幅くらいにの大きさになって、
思ったよりも軽いですね。
日傘を頭につけると体全体が日陰の中に入るので、
暑さはずいぶんしのげるのではないでしょうか。
かぶる日傘はこれまでもあった!
実は、東京都がオリンピックで使うことを考える以前から
かぶる傘(傘ハット)は日本にあったそうです。
特に、農作業や魚釣り・ガーデニングなどで使われるみたいで
通販で買うことが出来るんです。
やはり両手が空くので、
暑い中で何か作業をする時には傘を持たなくても日陰が作れるのが
いいのでしょうね。
私の友だちは魚釣りに行ったとき仲間から貸してもらって
その機能性・使い勝手の良さに驚いて、
自宅に帰った後、すぐ自分用のかぶる日傘を購入したんですよ。
ビーチバレーボールのテスト大会で、
かぶる日傘を使ってボランティアをした人の感想は次の通り。
- 両手が使えるので助かる
- 体が日陰に入って涼しい
- 何よりも目立つのでいい
特に、観客の誘導などを担当するシティキャストと呼ばれるボランティアは、
オリンピックを見に来た人たちに自分達の存在に気付いてもらうことが何よりも大事!
道に迷ったり、トイレや授乳室・救護室を探したり
会場の入り口を探したりして困った時に、
ボランティアだとすぐわかるような目立つ格好でスタッフが近くにいてくれたら、
観客はすごく助かるし安心できますよね。
一方で、風が吹いた時は
かぶっていた日傘が後ろにずれることがあったそうです。
私はかぶる日傘を使っていないので
はっきりとは分かりませんが、
もしかしたら、挨拶をしようとして頭を下げた時に
前にいる人に当たってしまうかもしれません。
また、下に置いた荷物を取る時も同様に
周りにいる人に傘が当たらないよう
気をつけないといけませんね。
かぶる日傘は900本出来ていて、製作費は1本1200円とのこと。
オリンピックのボランティアに配布する予定なので、
一般の人が購入できるかどうかは分かりませんでした。
もし、観客も購入できるなら、東京五輪の記念になるし
海外からのお客さんは日本のお土産にもなって良いなと思います。
今後の新しい発表が待たれます。
かぶる日傘を東京五輪で使うのはダサい?ダサくない?
かぶる日傘について、
世間ではどのように思っているのでしょうか?
かぶる日傘に好意的な意見も反対する意見もありました。
https://t.co/OJ3BgzAJ90
この日傘メッチャいいじゃん。帽子より日よけ出来る範囲が広いし、両手が使えるって利点がデカすぎて仕事で是非使いたいやつ。
五輪は全く興味ないけどこの傘は是非販売して欲しい。— メイちる (@Machil_S) 2019年6月2日
やっぱあの傘
私は化けると思うのサッカーとか雨の時とかいいと思うし絶対に化けるよ!
— きなこ (@knk_iao) 2019年5月27日
【「邪魔」「勇気いる…」】
小池百合子知事が発表した「#かぶる傘 」が反響を呼んでいます。
「かぶる勇気がいる…」「麦わら帽子でいいのでは」との否定的な声が上がる一方、「釣りや園芸に使えるかも」と賛同の意見も。https://t.co/F1UweipLJn— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年5月27日
かぶる傘ださいけどもう少しステキなデザインにしたらいいんじゃないか… #かぶる傘
— あおい (@satominne12) 2019年7月28日
まとめ
2020年に開始される東京五輪・パラリンピック。
8月の猛暑の中で行われるので、
選手も観客もスタッフもボランティアも、
熱中症などにかからないようにする対策が急がれますね。
「かぶる日傘」はデザインが良くないとか、
帽子でもいいとか
いろいろ反対の意見もありますが、
実際に使ってみた人の感想からは、
かぶる日傘は涼しくて目立つという点からも
使い勝手が良いことも分かりました。
外国から来た人にとって日本の夏の蒸し暑さは
すごく厳しいものだと思うので、
「かぶる日傘」を一般の人でも購入できたらいいですね。
1日ずつ近づいてくる東京オリンピック・パラリンピックが、
誰にとっても良い思い出が残る大会になってほしいです。